原発

アトックスが語る!原発事故によって変わった日本のエネルギー

1.未来のエネルギーだった原子力

エネルギーを生み出す方法として一般的な火力は、様々なデメリットがあります。

第一のデメリットとして挙げられるのは環境に対する悪影響で、石油を燃焼させてエネルギーを作り出すことにより、二酸化炭素を排出し地球の温暖化を加速させます。

また煙なども排出するので、これも周囲の環境に与える悪影響です。

デメリットは環境に対する悪影響だけではなく、限りある資源を使うことも挙げられます。

石油や石炭は無限に使えるエネルギーではなく、人間が使い続ければいつか枯渇します。

需要がこのまま推移すれば数十年後には地球上から石油がなくなると言われており、従来の火力に頼りきっていたら遠くない未来に深刻なエネルギー問題が発生します。

技術の発展や新しい油田の発見などで枯渇までの年数は延びてはいますが、それでも石油や石炭を使う以上つきまとう問題です。

こうした問題を解決するために、日本で夢のエネルギーとして普及したのが原子力です。

原子力はエネルギーを作り出すときに二酸化炭素を排出せず、枯渇する心配もありません。

そのため地球の環境に悪影響を与えないクリーンで持続可能なエネルギーとして、電力会社は国内に次々と原子力発電所を建ててきました。

国民の多くも持続可能な未来のエネルギーとして受け入れ、原子力発電所の建設には納得していました。

しかしそうした原子力発電に対するイメージを一変させたのが、2011年に起きた福島県での原発事故です。

東日本大震災による津波で被災した福島第一原発で大事故が発生して、コントロール不能に陥りました。

その結果福島第一原発の周辺には深刻なダメージを与える汚染が発生し、現在でもその影響は残されていると、福島復興に携わっているアトックスは説明しています。

2.原発事故により変化したエネルギー問題

原発事故の影響は今後数十年続き、廃炉作業を完了させるまで40年以上かかるとされています。

事故を起こしていないその他の原発も同じぐらい廃炉作業は長期に及ぶとされ、老朽化した原発の問題もあります。

原発事故による環境破壊を目にしたことによって、原子力は持続可能なクリーンなエネルギーと思う人はもういません。

原発に対する立場の違いはあれど、あれだけの影響を与えた事故を起こす可能性があるものを、このまま放置しておくのは良くないと日本中で思われています。

そのため現在では火力や原子力に加えて、新しいエネルギーが注目を集めています。

原発事故後最も注目を集めたのは、太陽光です。

太陽から発せされる日光を使ってエネルギーを生み出す太陽光発電は、事故を起こしても環境に悪影響を与えません。

自然に存在するエネルギーなので枯渇の心配もなく、日照時間さえ確保できればどこでも設置できます。

近年は技術が進歩し発電効率は高まり、蓄電池の登場により昼間に発電した電力を夜間に使うこともできます。

そのため住宅の屋根に設置する家庭用から広大な敷地を使ったメガソーラーまで、日本全国に太陽光発電が普及していきました。

他にも風の力で発電する風力発電、世界でもトップクラスの能力を発揮できるとされる地熱発電なども、原子力に代わる自然エネルギーとして注目を集めています。

しかし自然エネルギーが注目を集め普及していくからといって、原子力の存在を認めないのも違うでしょう。

3.原子力を安全に使える技術を開発していく必要がある

日本は原発事故後原子力に対するイメージが悪化したため、関連する技術の発展に悪影響が出るとされています。

原子力関連の技術開発に遅れが出てしまえば、大きな問題である福島第一原発の廃炉作業にも影響が出かねません。

最新の技術を駆使することにより安全に環境に影響を与えず廃炉にできるので、発展させていくことは需要です。

また原子力の技術というのは、発電に使われているだけではありません。

例えば病院で病気を発見するために使う検査機器も、原子力の技術を使っています。

もし原子力の技術発展に悪影響が出てしまえば、こうした分野にも悪影響が及び治せる病気も治せなくなるでしょう。

そもそも現在自然エネルギーとして注目を集めている太陽光や風力は、原子力に変わるほどの規模ではありません。

今すぐ原発を止めて全てを自然エネルギーに変えるのは、経済活動を考えると無理とされています。

だからこそ安全に原子力を使える技術を開発して、今の日本社会に投入していくことが大切です。

多くの人を不幸にした原発事故を繰り返さないためにも、過去の教訓から学びつつ最新の技術を投入することにより、エネルギーを安定供給させることができます。

そうしてエネルギーを安定供給していく一方、太陽光や風力をさらに効率化し地熱や波力などの新しい発電方法を実用化していくことで、日本のエネルギーは安定した供給を実現させることができます。

そのためにも日本人は原子力に対する正しい知識を持ち、一人一人がエネルギー問題に関して考えることが重要です。

エネルギーの重要性を理解し限りあるものだと理解すれば節電も心がけるようになり、危険な方法も選ばなくなるでしょう。